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竹中直人 といえば、”カメレオン” で一世風靡し、”笑いながら怒る人”で全国お茶の間の気持ちを一気にたぐり寄せた 芸人さんである。その後も、その即興的に繰り出される画面をはみ出た演技には、いつもやられてしまう。NHK大河ドラマの秀吉は、はみ出すぎてどうかと思ったけど。個人的には、大爆笑しながら大河を見たのは後にも先にもこれが始めてだった。好きな俳優である。非常にシャイな俳優な人のようである。逆に、シャイでなければ、あのテンションは出てこないだろう。 At Once というJTBの発行するフリーペーパーで竹中さんのインタビューが掲載されていた。その中でこんな一節が会った。 「渋谷を歩いていると人のパワーに圧倒され、俺にはミリオンセラーは絶対無理に思える。」「映画を観た帰りのエレベーターで、自分がつまらないと思った映画を、女子高生や若者がきゃーきゃー大絶賛しているのを聞くと、自分の才能に落ち込んでしまう。」記事中では忌野清志郎も同感していたと書いていた。いかにも、謙虚でネガティブな人、なるべく人ごみに出たくない人、竹中直人らしい台詞だ。 しかし、あれぐらいの人だと、渋谷だろうと新宿だろうと、気にせず自分のスタイルを突っ切っているのかと思いきや、、、これを読んで、なぜか妙に安心した。 全く、地位も格も違うが、韓国の市場やインドの雑踏に入ると、僕も、自分がいなくてもいい。こっちのほうが、面白い。表現なんてやめよう。と何度も思い続けてきた。渋谷、新宿でも同様。学園祭の昼間、楽しそうに屋台をやってる学生なんかを見ててさえもそう思ってきた。"普通”の凄さ、”生活力の力”に触れ、自分のちいささを痛感する一瞬だ。 こう思うのは、自分の実力がないからだとずっと思ってきたが、彼の言葉を聞いて安心してしまった。もちろん、地位も格も違うからおこがましい のですが,,。ということよりも、 そういってしまえること自体が、演技や演出より、何より竹中さんの表現である。そのことで、何人がこれでいいんだ。って思えるかってことだ大事なような気がする。 無能の人は、竹中直人の初監督作品。昔の映画だし、あえて、コメントは控えたいが。 この作品に 竹中直人 の世界の果てしない奥行きと彼自身の普段の視点がわかる。 神部ひろしさん始め、普通?の役者 さんたちが、これまた素晴らしい。 偶然、昨日多摩川を朝方歩いた。満月の強風に青くウエイブする背の高い雑草たちから 映画スワロウテイルも思い出したけど、 僕にとっては、いつも 多摩川といえば、この映画だ。 みにまるらいふ。。。 |
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